明けましておめでたくありません

明けましておめでとうございますという言葉が今年は何とも空々しく聞こえてしまい、
そう言って挨拶する自分自身も空々しい。

世界的な信用崩壊の連鎖から起こったまれに見る大不況が始まりつつあり、
ガザでは丸腰といっていい人たちが劣化ウラン弾を含むパックスアメリカーナの最新鋭兵器で無惨に惨殺されている。

こういう年明けに明けましておめでとうと言い合う社会の鬱陶しさ。

この鬱陶しさの根底にあるのは資本あるいは金融商品としてのお金だ。
まじめに働いて得たお金とは違う、マネーゲームで生み出されたお金の深い闇から、
まじめに働いている人たちの頭上にも分厚い暗雲が漂よってきているのだ。
マネーゲームで大損を被った人は自業自得とあきらめていただきたい。

で、地球規模での市場拡大と原理的な資本主義の押しつけによって世界を牛耳るアメリカという国は(アメリカ人じゃなく国)、イスラエルに対する即時停戦決議案を国連で単独否決したそうだ。
つまりイスラエルは殺戮を続けるべきだと。

して、その心は?

マクドナルドやインテルなどのアメリカ大企業にはユダヤ資本がずいぶん入っているそうで、
それらの不買運動によってイスラエルに抗議しようという動きもあるそうな。
ユダヤ人に対するホロコーストは嫌悪・非難・抗議の対象だけれども、
要するにユダヤのお金が必要だから女性や子供達が多少犬死にしてもしょうがないですってことですか?
ガザ死亡者の4人に1人は民間人。

でで、そういう国家権力に擁護されてマネーゲームをやっている人たちは、小市民の私たちからはその必要性さえよくわからないほどの報酬を得ていて(破綻したリーマンから国内証券に移籍したある人は年俸4000万円を維持し高級ホテルのラウンジで1500円のコーヒーをすすってほくそ笑んでいるそうな)、そういう現状にもかかわらず、まじめに働く小市民から広く集めた税金を金融不安解消のために注入するのが正しい経済政策だそうな。

それが正しい経済政策じゃないということをここで放言する徒労をする気はないけれど、アメリカ議会で一度は否決されたように、そういうふざけたことに激怒する小市民は僕を含めて多数派になると思う。

こういう経済システムができあがってしまっている以上、大混乱を避けるにはそうするしかないじゃないかというのはまだましな言い分だけれども、大混乱をも厭わずにこういう経済システムをぶっ壊してしまわなければ、この先もずっと、ささやかな小市民はふざけたお金に人生を翻弄されてしまうのだ。

鬱陶しい初春。
発明者の頭脳労働をしっかり守ろうとまじめに働いているのに。

あけましておめでたくありません。

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